名張市夏見に鎮座する古社で、旧社格は県社。神護景雲元年(767年)、鹿島大神(武甕槌神)が大和国の春日大社へ遷幸される際に当地に一時留在したとの伝承に基づき、春日大社の「奥の宮」と称されてきた。主祭神は武甕槌神(武甕雷命)で、経津主神・天児屋根神・姫大神の春日四神のほか多数の神が祀られている。現在も春日大社から幣帛を賜るほど親密な関係が続いており、春日連合会からも「奥の宮」として位置づけられている。夏見の地は古代より霊的要地として知られ、天武天皇の皇女・大来皇女が父の菩提を弔うため白鳳期(7世紀後半)に昌福寺(夏見廃寺)を創建したとも伝わる。境内の鏡池社も古来より信仰を集めており、11月には紅…