坂本龍馬は土佐藩(現・高知県)出身の志士で、薩長同盟(1866年)の成立に奔走し、大政奉還(1867年)の実現に大きく貢献した幕末最大の政治的功績を残した人物である。慶応3年当時、龍馬は京都市中で活動しており、幕末の志士に対する警戒が高まる中、材木商・山田屋(近江屋)の離れを宿所としていた。11月15日夜、中岡慎太郎と密談中に数人の刺客が踏み込み、龍馬は頭部を斬られて即日死亡した。実行犯は京都見廻組の佐々木只三郎率いる一隊が最有力視されているが、確たる証拠がなく諸説が残る。暗殺からわずか3ヶ月後の明治元年(1868年)に明治維新が成り、龍馬が夢見た新国家は実現したが、当人は見届けることなく世を…