延喜3年(903年)、素盞嗚尊と奇稲田姫命を祭神として創建されたと伝わる。古くは「那古野荘」の産土神として地域の信仰を集め、名古屋という地名の原型となった「那古野」の守護神として崇められてきた。中世には那古野城を拠点とした今川氏や、後にその城を継いだ織田信秀・信長父子にも崇敬されたとされる。近世、慶長15年(1610年)の名古屋城築城に伴い城下町が整備されると、神社は名古屋城の二の丸周辺に鎮座し、尾張藩の保護のもとで城下の鎮守として存続した。明治維新後は近代社格制度のもとで郷社に列せられ、地域の氏神社としての役割を継続した。現在も名古屋城に隣接する二の丸の地に鎮座し、「那古野」という地名を今に…