大勧進は、本尊・一光三尊阿弥陀如来を信濃に遷し642年に善光寺を開いたと伝わる本田善光の創建以来、善光寺如来に仕えて民衆教化と伽藍護持にあたってきた本坊。弘仁8年(817年)、伝教大師最澄が信濃巡錫の折に善光寺に参籠したことを機縁に天台の宗風が根づいたと伝わり、以後、天台宗大本山として善光寺25院を統括する立場を担ってきた。住職は貫主と呼ばれ、比叡山延暦寺からの推挙によって選ばれる慣例があり、善光寺の住職を兼務する。第73世貫主・慶運大僧正は宝永4年(1707年)に現在の本堂(国宝)を建立し、第80世貫主・等順大僧正は天明3年(1783年)の浅間山大噴火で被災した人々の救援にあたるとともに、天…