性翁寺は浄土宗の寺院で、山号は龍燈山、院号は貞香院。寺伝では神亀3年(726)に行基菩薩が庵を開いたのに始まると伝わり、明応元年(1492)に正誉龍呑和尚を開山、足立庄司宮城宰相を開基として開かれたとされる。慶安元年(1648)には徳川家光より寺領10石の御朱印状を拝領。本尊の木造阿弥陀如来坐像は東京都指定文化財で、行基が六阿弥陀像を彫った際の余り木で造られたとの伝承から「木余り寺」とも呼ばれる。境内には永禄13年(1570)銘の阿弥陀三尊種字板碑(足立区登録文化財)も残る。江戸六阿弥陀の一つで、荒綾八十八ヶ所霊場47番札所。