本久寺は清眼院日有上人の開山と伝わる日蓮宗寺院で、開山年は史料により元亀2年(1571年)・天正3年(1575年)・天正13年(1585年)と諸説がある。山号は照法山、下総国・本土寺の末寺にあたる。本尊の日蓮聖人像は頭部を日朗上人、体部を日法上人が刻んだと伝わり、もとは谷中感応寺(現・天王寺)に安置されていたが、不受不施派の感応寺が幕府により天台宗へ改宗を命じられた際に本久寺へ移されたという。明治5年(1872年)には境内に寺子屋「明徳小学校」が開設された。木造日蓮聖人坐像(平成21年〈2009年〉登録)と木造四天王立像4躯(平成22年〈2010年〉登録)はいずれも墨田区登録有形文化財(彫刻)…