社伝によれば、慶長15年(1610)6月朔日から2日にかけての大雷雨の際、雷光とともに本殿裏手の岩戸神窟が開き、様々な奇瑞を伴って神霊が顕現したという。この報を受けた福岡藩2代藩主・黒田忠之は家臣を2度にわたり現地へ派遣して神威を確認させ、まず寛永2年(1625)に伊勢神宮の内宮・外宮から祭神を勧請した櫻井大神宮を、続いて寛永9年(1632)に桜井神社本殿を造営した。祭神は伊弉諾尊の禊祓いから生まれた祓いの神・神直日神、大直日神、八十枉津日神で、創建者である黒田忠之公は「島岡大明神」として配祀されている。明治2年(1869)には桜井村内にあった8社が「八所産土大神」として合祀され、社名も「岩戸…