白河市本町北裏に建つ曹洞宗の寺院。寺伝によれば、もと石川郡小高村(現・南相馬市小高区付近)に所在し、白河藩主・松平大和守家(白河松平氏)の菩提寺である孝顕寺の住職が、松平氏の白河入封に際して現在地に一院を再興したことを起源とする。白河松平氏は江戸時代中期に白河藩の藩主として白河城(小峰城)を拠点に治世を行い、なかでも松平定信(楽翁)は老中首座として寛政の改革(1787〜1793)を断行した名君として知られる。松平氏が国替えとなった後も、当寺は白河に葬られた歴代藩主やその家族の霊廟を守り続け、地域の信仰の拠り所となってきた。境内には松平家ゆかりの墓石や石造物が残り、近世白河の武家文化を伝える貴重…