八雲神社の創建は永保年間(1081-1084年)と伝わる。八幡太郎源義家の弟で新羅三郎の通称で知られた源義光が、後三年の役で奥州へ向かう兄を助けるために陸奥へ下る途次、鎌倉に立ち寄ったところ、当地に疫病が蔓延し人々が苦しんでいるのを目にした。義光は京都の祇園社(現在の八坂神社)の祭神を勧請して当地に祀り、疫病退散と地域の安寧を祈願したと伝わる。これが八雲神社の起こりとされ、鎌倉最古級の厄除け開運の社として地域住民に篤く信仰されてきた。鎌倉時代には源頼朝以下歴代将軍の崇敬を受け、近隣の佐竹屋敷(現在の大宝寺)の佐竹氏一族とも深い関わりを持った。江戸時代には祇園天王社・八雲社などと称され、近郷の村…