貞観2年(860年)に慈覚大師円仁が神託を受けて須佐之男命を勧請して創建したと伝わる隅田川畔の古社。本所・向島地域の総鎮守として千年以上の歴史を誇る。境内の「撫で牛(なで牛)」の信仰で広く知られ、自分の体の悪い部分と同じ場所を牛の石像で撫でると病が治るとされ、古くから多くの参拝者が訪れる。全国でも珍しい「三輪鳥居(三ツ鳥居)」は正面の明神鳥居の左右に小さな脇鳥居が付く独特の形式で、三柱の御祭神を表すともいわれる。関東大震災(1923年)で社殿が全焼し、昭和7年(1932年)に現在地の隅田公園内へ遷座して再建された。東京大空襲(1945年3月10日)では墨田区が壊滅的被害を受けたが、鉄筋コンクリート造の社殿は焼失を免れ、罹災者の避難所となった。2012年の東京スカイツリー開業以降はスカイツリーの氏神として再び脚光を浴び、境内からスカイツリーを望む絶好のフォトスポットとしても人気が高い。隅田公…