綱敷天満神社の創建は延喜19年(919年)とされる。その縁起は延喜元年(901年)に遡る。菅原道真が藤原時平の讒言により大宰府へ左遷される途上、須磨の浦で暴風雨に遭い上陸した際、地元の漁師たちが綱を丸く敷いてその上に座を設け、道真を手厚くもてなしたと伝わる。この故事から「綱敷」の社号が生まれた。道真の没後、その霊を慰め学徳を讃えるために創建されたとされ、関西屈指の天満宮として信仰を集めてきた。中世には戦乱の影響を受けながらも地域の氏神として崇敬され、近世には須磨を治めた歴代領主や庶民の篤い信仰を受けたと伝わる。明治時代の神仏分離令を経て現在の神社形態に整備され、近代以降は学問の神として受験生や…