安閑天皇2年(531年)、物部氏の祖神である経津主命を祀る社として創建されたと伝わる。もとは現在地より北の鷺宮に鎮座していたが、社殿の地が荒廃したため、大化元年(645年)頃に現在の一ノ宮の地へ遷座されたとされる。平安時代には上野国一宮として格付けられ、『延喜式』神名帳にも記載された由緒ある式内社である。中世には源頼朝をはじめ多くの武将から武運長久の神として崇敬を受け、関東の有力武家による社領の寄進が相次いだ。近世に入ると、寛文3年(1663年)に江戸幕府4代将軍徳川家綱の命により現在の社殿が造営された。総漆塗り極彩色の本殿・拝殿は重要文化財に指定され、江戸初期の建築様式を今に伝える。明治維新…