末多武利神社(またぶりじんじゃ)は、京都府宇治市宇治又振にある神社で、京阪宇治線宇治駅から徒歩約6分に鎮座する。祭神は藤原忠文(ふじわらのただふみ)。天慶3年(940年)、平将門の乱を鎮圧するため征東大将軍に任命された忠文であったが、京を発つ前に将門が討たれてしまい、恩賞をめぐって大納言・藤原実頼の反対により忠文は勲功から外された。忠文はこれを深く恨み、死後も実頼の子孫に祟ったと伝わり、当社はその怨霊を鎮めるための御霊信仰に基づいて創建されたとされる。毎年12月17日には、江戸時代から伝わる神事「お火焚き」が執り行われ、火の恵みを再認識し火災予防を呼びかける行事として今に続いている。