伊勢市二見町の二見浦に近く鎮座する真言宗醍醐派の古刹。天平年間(729〜749年)、行基菩薩が興玉神のお告げにより千手観世音菩薩を刻んで開創したと伝わる。天長2年(825年)には弘法大師空海が来訪して真言密教の道を広め、醍醐天皇の時代(897〜930年)には勅願によって七間四面の観音堂が造営され勅願寺の格を得た。もとは興玉神を境内に祀っていたが、明治30年(1897年)に二見興玉神社に遷された。貞享3年(1686年)6月25日の落雷で全堂宇が焼失したが本尊は難を逃れ、元禄年間に再建が進み享保6年(1721年)に仁王門、文化11年(1814年)に本堂が竣工した。本尊の木造千手観世音菩薩立像(鎌倉…