三重県桑名市多度町に鎮座する伊勢国二宮で、別名「北伊勢大神宮」。本宮の祭神は天津彦根命(あまつひこねのみこと、天照大御神の御子神)、別宮には天目一箇命(あめのまひとつのみこと)を祀る。「お伊勢参らばお多度もかけよ」と称される伊勢神宮と一対の参拝対象として古来より篤い信仰を受けてきた。創建は雄略天皇の御代(5世紀後半)と伝わり、延喜式神名帳(927年)では名神大社に列格、明治期には国幣大社、現在は神社本庁別表神社。神仏習合の時代には天平宝字7年(763年)に僧満願により神宮寺(法雲寺)が創建され、伊勢国准国分寺として七十余の堂塔伽藍を擁したが、元亀2年(1571年)の織田信長による焼き討ちで全焼。慶長10年(1605年)に桑名藩主・本多忠勝が再興した。境内には金銅五鈷鈴(国指定重要文化財)など貴重な文化財が伝わる。毎年5月4-5日に行われる「上げ馬神事」は若者が騎乗した馬が急坂を駆け上がる勇…
多度大社の創建時期は明らかではないが、社伝によれば雄略天皇の御代(5世紀後半)に御神託を受けて社殿が造営されたと伝わる。天照大御神の御子神である天津彦根命を主祭神とし、古くから北伊勢の総鎮守として崇敬を集めた。奈良時代の天平宝字7年(763年)には僧満願により神宮寺「法雲寺」が建立され、神仏習合の聖地として発展した。法雲寺は伊勢国准国分寺としての地位を与えられ、七十余の堂塔伽藍を擁する大規模寺院に成長した。延喜式神名帳(927年)には名神大社として列格され、伊勢神宮に次ぐ「伊勢国二宮」として位置づけられた。「お伊勢参らばお多度もかけよ」という言葉が広まるほど、伊勢参宮と一体的な信仰を受けた。
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