白石城の前身は、16世紀中頃に白石氏が築いた城館に遡るとされる。1591年(天正19年)、伊達政宗が白石地方を制圧し、その家臣が城を接収した。1602年(慶長7年)、政宗が仙台に本拠を移すと、重臣・片倉小十郎景綱が白石城主として入城し、城郭を整備・拡充した。以来、白石城は幕末まで約270年にわたり片倉氏の居城であり続けた。1615年(元和元年)、徳川幕府が一国一城令を発布した際にも、白石城は仙台藩の「準城」として例外的に存続を認められた。幕末期には戊辰戦争(1868年)の舞台ともなり、奥羽越列藩同盟の会議が白石城下で開かれた。明治維新後の廃城令により天守をはじめとする建造物は解体・撤去されたが…