下北半島西岸の佐井村に鎮座し、誉田別命(応神天皇)をはじめ月読命らを祀る。創建年代は定かでないが、元禄9年(1696)に南部藩田名部代官所へ神輿渡御の許可を願い出た記録が残り、少なくともそれ以前から村の守護社として機能していたことが知られる。境内地には縄文時代の遺跡が重なり、矢尻や土器が出土していることから「箭根森(矢の根の森)」の社名はこの地の悠久の歴史を今に伝える。農業・武徳・産業の守護神として村人の信仰を集め、毎年9月14日〜16日の例大祭は元禄期以来の伝統を受け継ぐ青森県無形民俗文化財(「佐井の山車祭り」)に指定されている。