正寳院は享禄3年(1530年)、修験道本山派の行場として創建された。山号は龍光山、院号は正寳院。本尊は木造不動明王坐像で、「飛不動」の通称の由来は、当寺住職が大和国大峰山へ修行に本像を携えたところ、一夜のうちに本像が寺へ飛び帰り、人々に御利益を授けたとの伝説に基づく。江戸時代には旅人の守護仏・厄飛ばしの霊験で知られ、寛文年間(1661〜73)の「新版江戸大絵図」にもすでに「飛不動」と記載されている。明治の修験道廃止令後は天台宗寺門派に属したが、近代に単立寺院として独立。昭和以降は航空・宇宙関係者の安全祈願で全国的な知名度を誇り、探査機「はやぶさ」プロジェクトマネージャーも祈願した。境内には台東…