「立正教会」という名称は、日蓮聖人(1222〜1282年)が文永11年(1274年)に著した主著『立正安国論』に由来する「立正」の精神を体現している。日蓮聖人は法華経を正法(正しい教え)として広めることが社会と国の安定をもたらすと説き、その信念は「南無妙法蓮華経」の唱題実践へと集約された。法華宗本門流は日蓮聖人の滅後、弟子・日興を除く六老僧の系譜から生まれた流派の一つで、文明年間(15世紀後半)の日隆聖人が宗義を確立した。本能寺・本興寺を四大本山の一角とし、現在は東京都中央区日本橋に宗務院を置く。南千住は江戸時代から千住宿に近い下町として発展し、明治以降は工業地帯として多くの労働者が集まった地…