真言律宗(総本山・奈良の西大寺)の別格本山。かつてこの地にあった浄光寺蓮華院は天正9年(1581年)の兵火で焼失したと伝わるが、昭和4年(1929年)12月、本尊・皇円上人からの霊告を受けた川原是信がその再興を志し、昭和5年(1930年)3月に仮本堂を落成させて中興したのが現在の蓮華院誕生寺である。本尊の皇円上人(1074-1169)は平安時代後期の天台宗の学僧で、歴史書『扶桑略記』の著者としても知られる。この地に生まれたと伝わり、寺伝によれば晩年の皇円のもとで浄土宗の開祖・法然が出家得度したという。嘉応元年(1169年)、遠江国桜ヶ池(現・静岡県)で衆生済度を誓って龍身となり入定したと伝わる…