行方天満宮は、茨城県行方市手賀に鎮座する神社で、学問の神・菅原道真公を主祭神とする。元禄年間(1688〜1704年)頃の創建と伝わり、現在の社殿は1700年(元禄13年)前後に建立されたとされる。道真公が愛でた梅にちなむ精緻な梅の透彫が社殿各所に施されており、当時の職人の高い技術水準を今日に伝えている。江戸時代を通じて行方台地周辺の民衆の信仰を集め、学問成就・合格祈願の社として広く知られるようになったと伝わる。明治維新後の近代においても地域の教育振興と深く結びつき、受験生や学生の参拝が絶えることなく続いてきた。境内には病気平癒の御利益があるとされる撫で牛の像が置かれ、信仰の多様性を示している。…