慶長15年(1610年)、徳川家康から本所の寺地を拝領して開創された真言宗豊山派の寺院。本尊は弥勒菩薩で、「本所の弥勒さま」として地域住民に親しまれてきた。水戸藩二代藩主・徳川光圀(水戸黄門)が薬師如来像を寄進したと伝えられ、家康と光圀という徳川家二代の要人との縁を持つ。境内には管鍼法の発明者で世界初の視覚障害者教育施設を創設した杉山和一の墓(東京都指定史跡)があり、鍼灸関係者の聖地としても知られる。毎年6月の杉山和一記念祭には全国から鍼灸師が参拝に訪れる。江戸時代には本所地域の檀林(学問所)としても機能し、多くの僧侶を輩出した。関東大震災と東京大空襲で二度焼失するも再建され、現在も下町の信仰の拠点として息づいている。都営新宿線森下駅から徒歩3分。