松尾寺(まつのおでら)は、京都府舞鶴市松尾にある真言宗醍醐派の寺院。寺伝によれば、唐から渡来した威光上人が慶雲年間(704〜708年)に青葉山の姿に霊感を得て、和銅元年(708年)にこの地に草庵を結び、馬頭観音像を安置したのが始まりとされる。元永2年(1119年)には鳥羽天皇が行幸し、寺領4千石を給わるなど繁栄した。本尊は馬頭観音菩薩で、西国三十三所の中で唯一馬頭観音を本尊とする寺院として知られる秘仏であり、最後の開帳は2008〜2009年、前回の昭和6年(1931年)以来77年ぶりのことであった。西国三十三所第29番札所、神仏霊場巡拝の道第132番でもある。所蔵する国宝「絹本著色普賢延命像」のほか、仏師・快慶作と伝わる木造阿弥陀如来坐像など多数の重要文化財を有する。