諏訪神社(真鶴)は、鎌倉時代初期の建久年間(1190〜1199年)ごろ、信濃国の諏訪大社から建御名方神の御分霊を勧請して創建されたと伝わる。創建年は1200年ごろとされ、真鶴半島の岩地区に定住した漁民や農民たちが五穀豊穣・漁業安全・武運を祈願する鎮守として早くから信仰を集めたとされる。中世には小田原を拠点とした北条氏の支配領域に入り、地域の有力者らによって社殿の維持・修復が行われたと考えられる。近世には江戸幕府の統治下で岩地区の鎮守として村人の崇敬を受け続け、農漁業の守護神として定着した。明治期の神仏分離令以降は神社として整備が進められ、地域の氏神としての位置づけが明確となった。現在も例祭にお…