伊賀国一宮とされる古社で、延喜式神名帳(927年)に伊賀国伊賀郡の「式内大社」として記載される。社伝によれば、斉明天皇4年(658年)に大彦命の後裔が奉斎したことに始まると伝わる。主祭神は大彦命・少彦名神・金山比咩神の三柱で、伊賀国を開拓した神々として崇められてきた。平安時代には貞観11年(869年)に従五位下の神階を授かった記録があり、以降も神階が昇進して名神大社に列せられた。中世には南北朝の動乱や戦国の兵乱で社殿が焼失するなど打撃を受けたが、伊賀上野城主・藤堂氏の保護を受け復興した。例大祭(11月23日)に奉納される「黒党踊り(くろとうおどり)」は、伊賀独特の風流踊りとして国の重要無形民俗…