寺伝によれば弘仁6年(815年)、伝教大師最澄が聖徳太子作と伝わる薬師如来を安置して開創したという。延長6年(928年)に元三大師良源が来山して伽藍を整備し、五十四の坊院を擁する「伊勢天台別院」として大いに栄えた。天正3年(1575年)、織田信長の兵火により堂宇を焼失し衰退したが、元禄4年(1691年)に桑名藩主・松平定重の帰依により再興された。明治6年(1873年)に一時廃寺となるも、明治16年(1883年)に復興した。本尊の木造慈恵大師坐像は大正2年(1913年)に国の重要文化財に指定され、ほかに木造誕生釈迦仏立像・木造地蔵菩薩坐像・絹本著色仏涅槃図などの県・市指定文化財を伝えている。