『延喜式神名帳』(927年編纂)に記載された式内社で、薩摩国の「二の宮」とされる古社。式内社として記録が残る薩摩国の神社は、一の宮である枚聞神社と当社の2社のみである。鎮座年代は詳らかでないが奈良朝の創建と伝わり、『式内社調査報告』によれば大宝2年(702年)の薩摩国建国と時を同じくして、肥後国境にそびえる加紫久利山の山麓に宇佐の三女神を遷し祀ったものという。『三代実録』には貞観2年(860年)から貞観8年(866年)にかけて三度にわたり神階を昇叙された記録が見える。島津氏の治世下でも薩摩の総社として篤く崇敬され、歴代藩主による社殿の修理・改造・再建は十数度に及んだ。明治10年(1877年)の…