海住山寺(かいじゅうせんじ)は、京都府木津川市加茂町にある真言宗智山派の寺院。山号は補陀洛山、本尊は十一面観音。寺伝では天平7年(735年)、聖武天皇の勅願により良弁を開山として創建されたと伝わるが、史実として確認できるのは鎌倉時代以降である。承元2年(1208年)、僧・貞慶(解脱上人)が中興し、現在の寺号に改められた。最大の見どころは国宝の五重塔で、鎌倉時代の建保2年(1214年)に完成した木造五重塔は高さ17.7メートル、裳階(もこし)と呼ばれる庇を備える珍しい構造で知られる。ほかに平安時代作の木造十一面観音立像(像高189センチメートル)や鎌倉時代建立の文殊堂が重要文化財に指定されている。仏塔古寺十八尊の第3番札所。