岩出山城の地には、中世より大崎氏の支城として砦が置かれていたと伝わる。1591年(天正19年)、豊臣秀吉による奥州仕置により葛西・大崎一揆が鎮圧された後、伊達政宗は所領の大幅な削減を受け、本拠を米沢から岩出山へと移した。政宗はこの丘陵地に城郭を整備し、城下町の建設にも着手した。1601年(慶長6年)に仙台城(青葉城)が完成するまでの約10年間、岩出山城は伊達氏の本拠として機能し、仙台城の築城計画もこの地において策定されたとされる。政宗の仙台移封後は、五男の伊達忠宗(後に仙台藩第2代藩主)らが岩出山を治め、岩出山伊達氏の居城として幕末まで存続した。明治維新後、廃城となり建造物は失われたが、城跡は…