伊勢崎市の総鎮守として古くから市民に崇敬されてきた神社。
伊勢崎藩の鎮守として藩政時代には藩主の参拝が恒例であった。
境内には樹齢400年を超えるケヤキの巨木がそびえ、神域の荘厳さを高めている。
本殿は江戸時代後期の建築で、精緻な彫刻が施された見事な造りである。
毎年1月のだるま市は伊勢崎の新年の風物詩として多くの参拝者で賑わう。
10月の例大祭では神輿渡御が行われ、伊勢崎の街が祭り一色に染まる。
境内社には稲荷社・天神社など複数の摂末社が祀られ、多様なご利益がある。
伊勢崎銘仙の産地として栄えた街の歴史と共に歩んできた神社でもある。
拝殿前の狛犬は嘉永年間の奉納で、地域の石工の技術の高さを物語る。
近年は御朱印の美しさでも知られ、限定御朱印を求めて県外からの参拝者も多い。
創建年代は不詳であるが、平安時代には既にこの地に鎮座していたと伝えられる。
中世には伊勢崎の土豪たちの崇敬を集め、武運長久の祈願が行われた。
天正18年(1590年)、徳川家康の関東入国に伴い、伊勢崎藩が成立すると藩の鎮守となった。
寛文年間(1661-1673)に伊勢崎藩主・稲垣氏により社殿が造営された。
元禄年間には境内が整備され、現在の神社の原型が形作られた。
享保年間に本殿が改修され、この時の彫刻が現在も残っている。
文化・文政年間(1804-1830)には伊勢崎銘仙の発展と共に織物業者の崇敬が厚くなった。
明治維新後は村社、のち郷社に列格され、地域の中心的神社としての地位を確立した。…