創建年代は不詳だが、古くから木工を職掌とした猪名部氏の祖神・伊香我色男命を祀る古社。貞観元年(859年)の『日本三代実録』に正五位下へ昇叙された記録があり、延喜5年(905年)成立の延喜式神名帳には員弁郡十座の一として記載され、式内社に列した。社伝によれば建久3年(1192年)、員弁郡司・員弁三郎行綱が「上げ馬神事」を創始したという。この神事は約100メートルの馬場を駆け抜け、高さ約2.5メートルの土塁を騎馬で駆け上がって農作の豊凶を占うもので、平成14年(2002年)に三重県指定無形民俗文化財となった。近年は動物福祉の観点から、令和5年(2023年)以降は馬を曳く「馬曳き神事」へと形を改めて…