延喜式神名帳(927年)所載の式内社「飯野神社」(伊勢国河曲郡)および「高市神社」の論社。弘治元年(1555年)に式内社・高市神社を合殿に奉斎し、明治39年(1906年)の神社明細帳には「飯野高市両神社」と社名が記された。大正13年(1924年)に「飯野神社」と単称するに至った。境内には樹齢数百年のクスノキがあり、地域のランドマークとなっている。飯野の地名は古代の飯野郡・飯野郷に由来し、鈴鹿の古代地誌との関わりを今に伝える。伊勢国の有力な式内社群の一角を担う古社として、河曲郡の農業・生活守護の神として信仰を集めてきた。