船橋市西船6丁目に位置する曹洞宗の古刹で、山号は茂春山。江戸時代初期の開創で、慶安元年(1648年)に三代将軍・徳川家光より寺領30石の御朱印状を拝領した格式高い朱印寺。開山は僧・智泉、開基は葛西茂春六郎と伝わる。のち領主・成瀬之成が中興開基、僧・大譽が中興開山を務めた。尾張徳川家付家老・犬山城主を世襲した成瀬氏一族の一派・栗原藩主成瀬氏の菩提寺であり、船橋市内唯一の大名家墓所を持つ寺院として貴重。成瀬氏の祖・成瀬正成は徳川家康に仕え、尾張徳川家の創設時に初代義直の後見役を務めた徳川譜代の重臣で、「成瀬氏の墓 附墓誌」は船橋市指定文化財。境内には千葉県内最大級の犬山城主・成瀬正寿の墓も残り、尾張徳川家の栄華と葛西氏ゆかりの中世下総史を同時に伝える。JR西船橋駅から北西へ徒歩約12分。