仁徳天皇の御代55年(367年頃)に高良玉垂命が高良山に降臨し創建されたと伝わる古社で、筑後国一之宮として古代より篤い崇敬を集めてきた。主祭神・高良玉垂命の神格については諸説あるが、武運・長寿・縁結びの神として広く信仰された。延喜式神名帳には「筑後国三井郡 高良玉垂命神社 名神大」として記載され、筑後国における最高格式の神社として位置づけられた。奈良・平安時代には朝廷からも重視され、筑後国における宗教的・政治的中枢としての地位を確立したとされる。中世には武家の崇敬も厚く、大友氏・龍造寺氏など北部九州の有力大名が社領を寄進し保護したと伝わる。蒙古襲来(1274年・1281年)の際には、九州各地の…