創建年代は不詳だが、景行天皇の代の創建と伝わる古社。熊野九十九王子の中でも特に格式高いとされる「五躰王子」の一つ「藤白王子」の旧地であり、熊野詣における熊野路の入り口として崇敬を集めた。斉明天皇4年(658年)、皇位継承をめぐる謀略により捕らえられた有間皇子は、境内近くの藤白坂で処刑されたと伝わり、境内の有間皇子神社では今も命日の11月11日に慰霊祭が営まれている。また、熊野から移り住んだ穂積氏の子孫・藤白鈴木氏が代々神職を務めたことから、全国におよそ200万人といわれる鈴木姓の発祥の地としても知られる。