長楽寺は、源義国(新田氏・足利氏の共通の祖)によって建立されたと伝わる天台宗の古刹である。創建年代は明らかではないが、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての開創とされる。中世には新田荘の中心的な寺院として栄え、新田一族の篤い庇護を受けた。室町時代には本堂本尊の阿弥陀如来像が造立されたと伝わり、優れた彫刻として後世に高く評価されている。近世に入ると、元和3年(1617年)、徳川幕府は上野国大光院(新田寺)の勅使門を移建し、境内整備が行われた。この勅使門は現在、国の重要文化財に指定されている。また、寛永21年(1644年)には隣接地に世良田東照宮が造営され、境内周辺の宗教的・歴史的重要性が一層高ま…