鮎貝八幡宮は康平3年(1060年)、鎮守府将軍としてこの地に下向した源義家が八幡神を勧請し、錦旗を神体として社地を定めて祀ったのに始まると伝わる。江戸時代には領主・上杉氏の祈願所とされ、近隣18か村の総鎮守と定められた。明治31年(1898年)、鮎貝城本丸跡の現在地に社殿を移築・遷座し、明治33年(1900年)には近くの八幡森にあった稲荷社を合祀した。現在の本殿は天保14年(1843年)建立のもので、江戸末期の装飾的な彫刻を特徴とし、昭和60年(1985年)に山形県指定有形文化財となった。境内の鐘楼は寛保元年(1741年)建立と伝わり、神仏習合の名残を今に伝える。