松阪市朝田町に位置する天台宗(延暦寺末)の古刹で、「朝田のお地蔵さん」として広く親しまれる。延暦15年(796年)、練木の長者の発願により弘法大師空海が開創したと伝わり、本尊は空海自刻と伝える木造地蔵菩薩立像(国の重要文化財、1904年指定)。正応年間(13世紀末)には伏見天皇の綸旨により七堂伽藍の造営が認められた。戦国時代には織田信長の伊勢侵攻で焼失し、元亀年間(1570〜73年)に現在地へ移転。慶長年間には城主・古田重勝が寺領を寄進した。江戸時代には奇才の画家・曾我蕭白が二度来訪し多くの傑作を制作、代表作「唐獅子図」(2幅・8面)は1991年(平成3年)に重要文化財に指定された。境内の牡丹…